光のエネルギーの単位と変換
光は電磁波の一種であり、周波数に応じてエネルギーが決まります.周波数は波長や波数とも相関関係があるため、光のエネルギーを波長を用いて表すこともあります.
ここで、はエネルギー、はプランク定数、は周波数、は光速、は波長です.とは定数であるため、周波数あるいは波長が決まれば光のエネルギーは決まります.以下では、これらの間の関係を見ていきましょう.
周波数は、波長は電磁波によりますが例えば可視光なら、波数はの単位で表すことが多いです.
より、
ですが、ちょっと値が小さすぎて使いにくいですね.この場合、電子一つ当たりのエネルギー量である電子ボルト()を用いた方が便利です.
より、
マシにはなりましたが、今度は大きいですね.ともかく、というのもに換算するとかなり大きな値です.
波長に変換するとどうでしょうか.
より、
これは赤外線に相当する波長領域です.可視光はおおよそからの領域であることから、よりももう少しエネルギーが高いようですね.エネルギー()を波長()に変換するにはエネルギーをおよそ1240で割ればよいです.
最後に、波数に変換するには、
の関係があります.それほど大きすぎるわけでもないので使いやすいです.実際、電磁波のエネルギーを表す単位として広く使われています.