はじめよう固体の科学

電池、磁石、半導体など固体にまつわる話をします

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水酸化鉄:錆の正体とその応用

錆は鉄材からすると邪悪な存在ですが、少し目をそらせば新しい活用先が見つかります.水酸化鉄は、錆の防止や水処理、土壌改良など、さまざまな分野で応用されています.

最も電気をよく流す物質はなにか【超伝導を除く】

電気が流れると、電線の電気抵抗によって熱が発生し、その分だけエネルギーが失われます.電線の電気抵抗が低いに越したことはないわけですね.では、最も電気抵抗の低い(=最も電気を流す)物質は何でしょうか.

世界一簡単な空間群の読み方

空間群の記号には、結晶構造の特徴が詰まっています.空間群を完全に理解しなくても、ある程度のことは分かります.

大学研究者と企業研究者の違いを考える

企業研に所属して少し経ちますが、その間に大学のアカデミックポジションと企業研の違いが色々と見えてきました.

オクテット則:原子が大人しくなるためのルールとその歴史

原子が最外殻に8つ未満の電子を持つ状態は不安定であり、電子が8つになるように原子同士が電子を共有、あるいは電子を授受することでこの「オクテット」に近づこうとします.

ネモ船長のノーチラス号を動かした電池はどのようなものか

ノーチラス号を動かしていたものは何だったのでしょうか.ヴェルヌはこの核心を適当にごまかすのではなく、かなり説得力をもった描写をしています.その動力源とは、電気です.

リチウムイオン電池のリサイクル

電池は構造が複雑で、発火性や化学的危険性もあるため、単純に再資源化できるわけではありません.前処理、金属回収、材料再生など、複数の工程と技術が必要になります.

【Ne・元素#10】ネオンの科学と産業を見ていく

元素は実験室だけでなく、社会や産業の現場で日々使われています.本記事ではネオンの基礎的な性質から、製造・輸送、用途、そして市場の動向までを一望します.研究室時代に実際に元素を扱った際の感想つき. 原子番号10番、ネオン(Ne, Neon) 主な製法 輸…

硫黄の同素体:硫黄8つで作る分子が主役

硫黄は多様な結合様式を取り得る元素で、同じ「硫黄」であっても原子の配列や結合の仕方が大きく異なる複数の同素体(allotrope)を持ちます.

このジャーナル、MDPI? それともCell Press?

Cell Press と MDPI.一見、格も文化も違っていて、並べて語られることはなさそうです.ところが両者には、意外な共通点があります.それは、ジャーナル名に「一単語だけ」のものが多いことです.

プルシアンブルー類似体:顔料から電池材料の世界まで

プルシアンブルーには塗料以外の使い道も見つかるようになり、二次電池やエレクトロクロミック素子、バイオセンサなどに利用される機能材料として知られています.

NatureとNature Communicationsは別物である

NatureとNature Communicationsは異なるジャーナルですが、その違いは驚くほど認知されていません.