はじめよう固体の科学

電池、磁石、半導体など固体にまつわる話をします

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人気記事ランキングTOP10(2024年)

いつもは堅苦しい記事ばかりですが、たまには気楽に、ブログのアクセス数ランキングでも集計してみます.

emuをμBに変換する方法【メモ】

磁性学の単位系にはいろいろなものが混在しており、用途に合わせて変換する必要があります.CGS単位系を用いる装置が多く、磁気モーメントを測定する装置はemu 単位で出力されます.

金属の腐食と錆形成のしくみ

金属が環境中の物質との化学反応によって変質あるいは消耗し、本来の機能を失ってしまう現象を腐食と呼びます.金属はいつしか酸化され、酸化物や水酸化物へと姿を変えます.

混成軌道:その概念への批判と反論

混成軌道の概念は大学化学の初等過程で導入され、化学の学術領域で当たり前のように使われます.しかし、その存在を全ての化学者が受け入れてきたわけではありません.

過酸化物と亜酸化物:酸素が多すぎる物質と少なすぎる物質

過酸化物は、酸素が通常よりも多く含まれている化合物で、その強力な酸化力が特徴です.対照的に、亜酸化物は酸素が通常よりも少ない状態で存在する化合物です.

PbO型構造:鉄系超伝導に向けた最もシンプルな構造

pbO型構造は、現在では最もシンプルな鉄系超伝導体の結晶構造として知られます.

リチウム二酸化炭素電池:過剰なCO2を電池材料として使う

CO2の活用方法の中でもとりわけ目を引くのが電池材料としての利用です.CO2を電池材料として使うことができれば、CO2を貯蔵する目的とエネルギー源として利用する目的の両方が果たせて一石二鳥です.

二酸化炭素の還元による再資源化(光触媒編)

光触媒の活躍するフィールドと言えば水分解でしたが、近年では光触媒をCO2還元に用いる研究が発展してきました.

二酸化炭素の還元による再資源化(電気分解編)

CO2を還元し有用な炭素材料として活用するプロセスのうち、電気エネルギーを用いた再資源化に着目していきます..

バンドギャップ:デバイス性能の鍵を握る、小さな隙間

ハンドギャップが大きすぎると、電子は移動することができず、電気抵抗の極めて大きい絶縁体となります.バンドギャップが存在しない場合、電子は自由に動き回ることができ、導体(金属)となります.

液体の金属元素としてのガリウム

ガリウムは、毒性が少なく、反応性も激しくなく安全に使用することができる唯一の液体金属元素です.

エレクトライド(電子化物):電子が「陰イオン」として存在する物質

電子が原子から離れて存在している物質、それがエレクトライド(電子化物)です.電子が原子のいないサイトを単独で占め、あたかも負の電荷を持つ陰イオンであるかのように振る舞います.